158 セミアコースティックギターといえば(Gibson / ES-335)

Gibson / ES-335をお持ち頂いたのは、精力的に活動している若きバンドマンでした。

高校生の時にアルバイトしまくって新品で手に入れたギターをずっと弾き続けているとのこと。そんな胸熱エピソードを聞いたら、当然おじさんは応援モードに入っちゃいます。若者の手が伸びるとは考えにくい、かなり渋めなモデルだと思うのですが…、良いセンスしてますね。

購入してからメンテナンスを受けたことがないという話でしたので、しっかりとリフレッシュしてお返ししましょう。

調整前の弦高は、6弦2.0mm 1弦1.8mmとやや高めです。

トラスロッドを約90度締めて、ネックの順反りを矯正しました。

トラスロッド調整後の弦高は、6弦1.7mm 1弦1.5mmと良い感じです。

最適な弦高になるよう、ブリッジの高さを微調整します。

弦高を変更したので、サドルの前後を調整してオクターブピッチを合わせていきます。

ナットの溝は交換するほどの消耗ではなかったので、各弦の高さを揃えて均一な力加減で押弦できるようにしました。

満遍なく擦り減りが見られるフレットです。弦高を下げるとフレットの高さのばらつきがビビリや音詰まりの原因になるので、擦り合わせて高さを揃えていきます。

擦り合わせ後のフレットです。高さは新品時の7~8割程度ですので、まだ十分にプレイできます。次回メンテナンスを受けて頂く際には、フレットとナットを交換するタイミングになると思います。

アウトプットジャックやポット、スイッチなど各部のナットを増し締めします。

割れや欠けが目立つノブ類は交換させて頂きました。

ペグを取り付ける六角ナットは、緩みやすい箇所のひとつです。

仕上がり弦高は、6弦1.7mm 1弦1.4mmになりました。

非常にスムーズなフィンガリングと、高音まで音詰まりなくクリアな発音が得られるようになりました。

ギターをお渡しする時に、こんなに弦高って低いものなんですか! とビックリされていました。

弾き心地の変化ももちろんですが、本来のサウンドが出せるようになったので、これを基本にしたサウンドメイクを再考して頂くとよいと思います。


[作業内容]

Bメンテナンス 13,000円

ボリューム&トーンノブ

弦代金

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